Hz:ヘルツ
周波数・振動数の単位の事。
音楽の世界では音波の周波数を表す単位として良く使われます。
例えば楽器のチューニングをする時に良く使われていて、「ラ」の音を440Hzとか442Hzとかで合わせるのが一般的。
「440Hzだろうが442Hzだろうが、❝ラ❞は❝ラ❞なんやろ?」って、思われるかと思うのですが…。
いや、その通りなんです。どっちも「ラ」の音なんです。でも440Hzのラと比べると、442Hzのラは少し高い。同じ「ラ」の音でも、高さが違う音なんです。
別々に聴くとそうわかるもんじゃないですが、同時に鳴っているのを聴くと多分、直ぐに高さがずれているとわかるはず。
「そんな細かい事、私は気にせぇへんよ♪」って優しい言葉をかけてくださる方もおられるかも知れませんが、いやぁー…。Hzが合っている音が同時に鳴っている時の共鳴を聴けば、その美しさにそうは言えなくなるはずですよ。
合唱では同じ音、同じメロディーを歌う人が複数います。場合によってはその合唱団全員で斉唱なんて事もあります。その全員が同じHzで歌ったとき、その声の共鳴はそれだけで大きな感動を呼べると思います。
まぁそう言う私も、そんなに気にする方ではないんですけどね。アコースティックの楽器を野外で使用して演奏する事も多く、楽器が温度や気温に影響されて音が変わっちゃうことなんて日常茶飯事なんで。演奏中にバンドメンバーそれぞれが適当にチューニングしているので、結果何Hzで演奏しているのかなんてわかったもんじゃありませんし。
でも人間の声は楽器のように、湿度や温度によって音の高さ自体が変化する…なんて事は無いでしょうし、チューニングをする必要もないし♪
ChorMarktではこだわっていきたいなぁと思って色々と調べていたら、面白い事が解りました。
実はHzって、時代によってその数値が違うらしく。
モーツアルトの時代なんかは422Hzが基準だったんですって。つまりその当時は今と比べて基準が半音近く低かったんです。
今、我々はモーツアルトの曲を練習していますが、実はモーツアルトが思い描いた音とは半音違う音で演奏しているという事に…!モーツアルトに怒られちまう!!なんてこった!!!
何故そのようなことが起こったのか…と言う事ですが。時代時代で基準となるHzというのは、その時代のストレスが関係しているようで。ストレスが高い時代ほどHzの基準も高くなるらしいです。ストレスが高いと、高い音の方が耳に心地よく感じるとかなんとか。。
ってことは、実は人間の声の高さも環境に大きな影響を受けてしまうんじゃないかと。寒かったり暑かったりするとストレスだし。ストレスフルな時代とも言われているし。そういや最近巷ではやたらとハイトーンの曲が溢れかえってるな…。
こうなってくると、発声練習の重要性が増してきますね。私にとってはチューニングの必要がなく便利だと思っていた人間の声ですが、どうも発声練習がその役割もはたしているようです。
そんな発声練習に重きを置いているChorMarktは素晴らしい!
次回の練習は...
2月2日
19:00~ …発声練習
19:25~ ...全体練習
20:30~ ...ソプラノパート練習
ーです!
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※写真は発声指導をしている姜先生。泣いているわけではありません。
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